2020年01月25日

私達の体の仕組み〜その2

 今日は、前回の続きを書きます。

 私達人類は、気温や湿度、大気の状態、その他が比較的安定している現在の地球上では生存していけるが、生身の体ではこの諸条件が揃わないといきていけません。

 言い換えれば、この地球の環境は多分今の状態から大きく変わることはきっとないだろうという、何の保証もない勝手な前提の上に立って生きています。

 まるで親=現在の地球環境に甘える放蕩息子のように、親からの愛情を信じ切って、自由に食し、愛し、動き回っている存在です。来るかもしれない大災害に備えての巨大シェルターや地球を脱出する宇宙船を準備してはいません。体も食事が取れなくなることを想定して、少ないエネルギー消費でじっと動かずに孤独に生き抜くことができるようにはなれません。


 しかし前回書いたように、それでこそ人間らしい生き方ができるし、私達が望む人生とは、そういうものですよね。


 いつどんな大災害が起きるか分からないのに、よーく考えれば愚かではかない望みだとしても、そういう体であることがいわば人間の設計思想であると捉えれば、望む人間らしい人生を生きるためのこの体の仕組み=うまく使うコツが、自ずとつかめることでしょう。

 今回は人類の大きな特徴である、2足歩行について考えてみましょう。

 地上を2足歩行することは、水中にしか生きられない生物、大地の中に潜り込んでいる生物、地上を這いずり回っている爬虫類や4本足の動物に比して、何と自由なことでしょう?これは2足歩行という不安定な姿勢で生活することによって、不安定だからこそ自由で軽やかでいられるからです。それは、スケートをしたり、自転車に乗ったり、竹馬で歩いたりすることと同じ考え方で体を使うということです。

 バランスを取って立っていれば、力が要らないのです。それは地球の重力の中心に向かって、硬い大地の上でやじろべえのように立つということです。つまり、@地球環境の中の大きな力=重力と、A大地の硬さが体重を押し返す作用反作用の法則という宇宙の物理現象、この二つ依存して体を支えればいいのです。子供のころの私達は本能的に、こんな生活を会得して、たいていは軽やかに楽しく暮らしていたはずです。
 放蕩息子らしく、自分の力ではなく、地球の重力や宇宙の法則に依存する、甘え上手な体の使い方です。

 しかし軽やかなはずのスケートも自転車も竹馬も、長時間続けたりスピードを競ったりすればやはり疲れます。そんな時は休息をしっかりとって、また元気になってから軽やかさを楽しめばいいのです。

 ところが実際の生活では、そうもいかないことが多いです。疲れているのに休息をとる暇が無い。疲れた体のまま、無理して活動し続けなければならない。

 そんな風に地球環境に依存できないとなれば、この環境は味方から一転敵に変わります。

 やじろべえの軸のようにほっそりと、しなやかに、軽やかでいることが、もはや疲労のためできないならば、足を広げて横に太く安定するように踏ん張って硬い守りの要=背骨で、歯を食いしばって釣り竿を引き上げるように体を起こし続けなければ、大地に崩れ落ちるしかありません。
 さらに足を組んだり、片足に体重をかけたりして体を傾けたり捩じることで硬く安定させて、左右対称性を捨てて歪んでいきます。大人になって、
 子供のころの軽やかさを失っていくのは、こんな経緯によるところが大きいのです。場合によってはそれだけでなく、痛みや不調の中から抜け出せなくなっていってしまいます。

 実際の生活のストレスや過酷な環境の中で、否応なく硬くなり歪んで、本来の軽やかさを思い出せなくなっている方には、当院なら、痛み・歪みの解消と硬結解除、休息と元気を取り戻すための五臓六腑の調和、さらに必要なら本来の軽やかな体の使い方のコツ、すべてご提供させいただくことができます。

 ぜひ一度お試しください。

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posted by ココアカ at 14:22| Comment(0) | 健康情報

2019年12月27日

私達の体の仕組み

 近年、世界中で自然災害が増加しています。

 温暖化のせいなのか、太陽系の周期的な現象なのか、原因は私のような素人には判りませんが、多くの人が、命や健康を危険にさらされるような、圧倒的な自然のパワーの前で、自分の力ではいかんともしがたい状況に置かれています。

 しかし、このような気候変動や天変地異は、この地球の歴史の中では、決して珍しいことではなかったようです。
 大地や氷の中に閉じ込められた地球の歴史を科学の力で読み解くと、巨大隕石や、全球凍結、氷河期、スーパーボルケーノ等、今やってきたら、果たして人類が生き残れるとは到底思えないような自然現象が、これまで何度もやってきているようです。

 ところが驚いたことに、このような地球で命の火を燃やし続けて、太古の生命と現在の生き物たちの間の命のバトンをつないでくれた存在がいたのだそうです。
 さらに驚いたことに、そのような厳しい環境の中で生きていられる存在は、宇宙空間にも硬い殻にくるまれて浮遊したり、彗星や小惑星の中にもいて発見されつつあるらしいのです。

 この最強ともいえる生き物は、とにかく守りに徹してどんなリスクをも乗り越えようとする目的に適った存在なのでしょう。


 翻って、私たち人間の体はどうでしょう?四本足で生活していれば、転んで怪我するリスクは減るのに、二足歩行しています。爬虫類のように胴体を地につけておけば、さらにリスクは減ります。いえいえ、水中で生活しているほうがもっと安全でしょう。体も小さいほうがいいし、硬い殻にくるまれてあまり動かない方が安全・・・と考えていくと、どんどん人間らしさを失っていきます。

 人間らしさとはなんでしょう?それは、危険を承知でリスクを冒すことを厭わないこととも考えられます。逆に言えば、この地球上で、最もリスクを取って体を使っているからこそ、現在の人類の繁栄を手にしているのかもしれません。私達がそのような存在だからこその、この体の仕組みについて、次回ももう少し書いてみたいと思います。

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posted by ココアカ at 19:33| Comment(0) | 健康情報

2019年09月10日

いい姿勢だとリラックスできない、息苦しいと感じるのは…。

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 呼吸は、我々人間の生命活動にはなくてはならないものであるだけでなく、命を支える最も基本的な前提となる仕組みといえます。食べられなくても、水を飲めなくても、ある程度の期間は生きていられますが、呼吸ができなければ数分しか生きていられません。

 ですが、整体院に来られる方の多くは、呼吸が苦しかったり、浅くなっているとの自覚症状をもっておられます。

 本来は呼吸について触れている本や論文が数多く出ているぐらい、重要で奥深い問題ですが、今回はテーマを絞って誤解を恐れずにシンプルにお話してみたいと思います。

 皆さん感覚的にご存知のように、呼吸とリラックスには相関関係があります。緊張を解したいときには、皆さん「ふぅー」と息を吐こうとします。そういう時は吸うと逆に緊張してしまうと感じてもいるのではないでしょうか?


 単純に考えれば、長く吐いて短く吸うことができれば、多くの時間をリラックスして過ごせるということになります。

 実際に歌や管楽器演奏が上手な方は、長く吐いて短く吸うことによってパフォーマンスを行い、演奏する曲や場所次第では、パフォーマンスすればするほど、自分が解き放たれたようにリラックスしていくのを感じることがあります。そんな時は、姿勢は自然と良くなり、体中に元気がみなぎってくるのを感じることでしょう。

 腹式呼吸では、吸う力は肺の底の横隔膜に力を入れて、胃腸のスペースを押しわけながら息を吸い込みます。そして次に吐くタイミングでは、胃腸と腹筋群の腹圧で横隔膜を押し返すことによって、また横隔膜は一期に弛緩するのではなく呼気のスピードや量を少しづつコントロールしながら吐いていきます。
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 つまり、息を吸う力は胸まわりの筋肉の緊張と下腹部の弛緩、息を吐く力は下腹部の緊張と胸回りの弛緩によっておこるのです。上体が緊張して足腰が緩んでふわふわしがちな吸気は緊張を呼び、下半身が安定して上体が緩んでいる息を吐く時に、リラックスしやすくなるというわけです。しかも腹式呼吸の場合、上体の緊張も上体下部の横隔膜の役割が大きいので、比較的下半身が安定し続けることができます。

 整体院に来られる不調を抱えた方の多くは、腹式ではなく、胸式呼吸が強くなりすぎています。胸式の吸う力は、背骨を反って肋骨を引き上げる筋肉で胸を張って上体を緊張させます。さらに吐くときには腕周りや肩甲骨などの重さや、上体の筋力で、胸をすぼめて胸郭を押しつぶそうとします。
 この呼吸では、リラックスできる息を吐くタイミングでは、どうしても猫背になってしまいます。
 胸式呼吸の状態で姿勢をよくし続けなければならないとか、ストレス源に胸を張って力を入れて立ち向かわなければならない場合、どうしても吐く息が少なくなります。
 すると、吐き切っていないため息を吸いこむスペースが無くなり、息が苦しくなり、吸おうとすればするほど、吐くことが疎かになって、さらに息苦しくなる過呼吸の悪循環にはまりこんでしまうのです。

 正しい腹式呼吸で吐くときに胸をすぼめることなく、腹圧でコントロールすることができれば、いい姿勢のまま、強くしかもリラックスした柔らかい体で過ごすことができるようになります。

 よろしければ、お試しになってください。上手くいかない時にはぜひ当院にご来院ください。呼吸のしやすいお体を取り戻せるように、整えていきます。

#いい姿勢#呼吸
posted by ココアカ at 17:55| Comment(0) | 健康情報